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ウエッブジャーナル日本海 通巻7号[2001/04/03]
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≪今号の記事≫
  • 春のお花見情報第2弾 〜福田直実〜
  • オタク医師の独り言(5) 〜安陪隆明〜


  • 春のお花見情報第2弾!!やっぱり、さくらの「名所」へお弁当持ってお出かけでしょ!!
    春が来た!と思ったら、いっきに桜満開、全開状態。今月もやっぱりお弁当もってお出か けです。4月上旬は平野部、中旬下旬は山間部と桜前線を追っていけば、鳥取でも1ヶ月 桜が楽しめます。各地の桜の「名所」と天気予報をチェックして、お出かけの計画作りま しょ。各地でイベントも目白押し。ゴールデンウィークまで待ちきれません!!

    桜前線追いかけて花見のはしご。あなたのおすすめの「名所」はどこですか?
     高校の入学式の日、土手沿いに咲く、満開の桜の下を胸をわくわくさせながら通った記 憶があります。桜の花って、すぐ散ってしまうけど、妙に思い出に残ってしまいます。あ なたのおすすめの桜の名所はどこですか?今年の桜は開花したと思ったら「雪!!」桜の 方もびっくりしちゃたことでしょう。それでなくても桜の花は散るのも潔し。満開の桜に 会うには天気予報も要チェック。鳥取県内の桜の名所を桜前線と共にたどれば、新たな発 見もあるかも。ソメイヨシノばかりではなく、八重桜とか桜の種類によっても咲く時期が ずれています。「先生、もう桜はないでしょ。」と言いながら恩師とその公園の奥に行く と八重桜が1本満開でした。クラスメートと車座になって酒を酌み交わしたと思いますが、 どんな話をしたかは忘れちゃいました。あなたは今年どんな桜に会いますか? どんな思 い出つくりますか? あなたの桜の木、見つけるために出かかけませんか?

    春の花見スポット
    http://www1.pref.tottori.jp/kanko/now/00-04/hanami_spot.htm

    天気予報は日本海ウエッブサーチの「今日のお天気」「週刊予報(鳥取)」をチェックしてね。


    週末ごとにイベントめぐり。やっぱりお天気が心配だあ!
     各地の桜の名所では、3月の終わりから「ぼんぼり」を設置するなどしておまつりムー ドをもりあげています。今月は週末ごとにイベントが開催され、お天気だけが心配です。 週末になると決まって崩れるんですよねえ、鳥取って。何度イベント計画して泣かされた か。といってもこれだけはどうしようもありません。みなさん「てるてるボーズ」作って お祈りしましょう。でも、雨が降ってもそれはそれで雨にぬれる桜も美しい!! この季 節、気温が思わぬ下がりますから、暖かい用意してくださいね。桜吹雪舞う中歩くのもよ いものです。「花粉症」で私苦しいですが。おすすめのイベントを宣伝含めてご案内しま す。毎年恒例ですが、鳥取市の湖山池の青島で「鳥取こどもまつり」が4月29日(日) に開催されます。私もパソコンがらみのイベントやりますので、お時間許す方はお子様連 れでお出でくださいませ。なんと入場無料!(こどもまつりはどこもそうだって)

    春のおすすめ情報満載Webイベントガイド
    http://www1.pref.tottori.jp/kanko/guide/iventguide-01spring.htm

    おまけ! イベントもりだくさん イベント情報
    4月7日(土)8日(日)ふるさと鳥取桜まつり きなんせ広場
    4月6日(金)〜15日(日)桜まつり 久松公園
    4月20日(金)智頭の石谷邸公開(http://homepage2.nifty.com/JICHI-/)
    4月27日(日)梨記念館オープン
    4月29日(日)鳥取こどもまつり

    花よりだんご お花見にお酒は必要か?
     さて、お花見とくれば「お酒」。けれどもドンちゃん騒いで、ごみ散らかして、おまけ に喧嘩、乱闘! となるようなお花見はごめんですね。それに会社のお花見で「セクハラ」 なんていうのもいただけない。今年皆様「お花見」を企画されるときはマナー守って楽し んでくださいませと、私の自戒も込めて申し上げます。この時期、歓迎会やらで結構皆様 はじけますかねえ。お酒がまったくなくても私大丈夫です、だいたいお酒が入ると日本人 はだらしなくなるからいかん! とお考えの方もいらっしゃると思うので、本当に節度を 持ってお花見したいです。ごみの持ち帰りは当然、お隣り周辺の迷惑になるような行為は しない! 騒ぐようならもっと皆さんにウケルような芸をやらんかい!(あっ昔の悪行が がばれちゃいました)4月はいろいろな意味でスタートの時期ですね。桜の花のもと、き れいなスタートをきりましょう。お花見にお酒は? 私的には、とりあえず、一杯いただ いときましょうか。なんじゃいそれは!

    福田直実


    オタク医師の独り言(5)
     昨年私は父や祖母を亡くしたりと、私の周りでは身内の不幸が 立て続けに起こったのだが、それまでは身内の死を実際に看取っ たという経験が私には存在しなかった。母方の叔父や祖母が、私 が小学生から高校生の頃に亡くなっているのだが、これは葬式に 出ただけで、実際に死にゆく姿を見とどけたわけではない。だか ら自分が実際に人が死に行く姿を最初に見たのは、医者になって からが初めてだった。その最初の時のことは今でも忘れられない 思い出として残っている。

     それは私が米子の医大で研修医をしていた頃の話である。確か お盆の季節であったろうか、米子の街は「がいな祭り」で賑わっ ていた。昼の勤務を終え、夜は同期の連中4,5人で一緒に祭りで 賑わう街へと出てみよう、という約束をしていた。ところが夕方 勤務時間が終わっても、約束していた仲間の一人がいつまでも たっても医局へ戻って来なかった。おかしいなと思っていたら、 その人の受け持ち患者さんが今にも亡くなりそうなので手を貸し てほしい、という電話が入ってきた。すぐに病棟に行くと、亡く なりそうな患者さんは上半身を裸にされ心マッサージをされてい た。 これは胸を強く押すことを延々と繰り返す処置である。アンビュー バックで空気を1回肺の中に押し入れた後、5回胸を強く押す。そ してまたアンビューバックで空気を1回肺の中に押し入れた後、 5回胸を強く押す…そのことの繰り返しである。それを今までし ていた医師は結構疲れていたようだったので、私がその役を替わっ た。患者さんの目はうつろで意識はまったくなかったが、まだ胸 にはぬくもりがあった。そのぬくもりのある裸の胸を私は延々と 押しつづけた。延々と押しつづけた。延々と押しつづけた…

     そして押しつづけて何十分たっただろうか、おそらくその研修 医のオーベンの先生が「もう駄目だから終わろう」みたいなこと を言ったのだと思う。私や他の研修医はその患者さんの体から離 れ、ただぽつんとその患者さんの上半身裸の体が残された。静か だった。  まったく動かない静かなその体を見て、私は「これが死という ものなのだろうか?」と思った。あまりにあっけないというより は、そっけないという気がした。その患者さんは生きていた頃と 同様に、そのベッドで寝ている。ただ違うのは、息をしていない こと、心臓が動いていないこと、意識がないこと、という違いだ けなのだ。それだけ、というと語弊があるのかもしれないが、 実感としてただそれだけの違いしか感じ取れなかった。そして、 ただ、静けさに包まれていた。

     結局、一緒に祭りに出かける約束はなくなってしまったが、私 は何故かその祭りの夜の街へ飛び出したい、という衝動を抑える ことができなかった。夜の街へ飛び出すと、そこは激しい熱気の 世界だった。夜の歩行者天国に夜店が並ぶ中、多くの老若男女が 祭りへと繰り出していた。夜店や提灯の極彩色の明かりの中で、 人々の顔つきは活気にあふれ汗をかき、そして目は輝いていた。 多くの人々の笑い声や嬌声が飛び交い、出し物には人だかりがで きて興奮が渦巻いていた。

     しかし私は両手をポケットに突っ込んだまま、その活気、興奮 の渦の中に入り込むことができなかった。そしてポケットの中の 手は、まださっきまで心マッサージをしていた患者さんの、裸の 胸のぬくもりを覚えていた。  さっきまで生きていた人の胸のぬくもりが、今でも残る両手を ポケットに突っ込んだまま、私は激しい祭りの熱気が渦巻く夜の 街の中で、ただ呆然と立ち尽くすだけだった。

    安陪隆明


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