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≪今号の記事≫
2002夏、鳥取砂丘に新スポット誕生!「砂丘美食空間」(仮) オープンのご案内
砂丘東側地区に夏季において、夜の砂丘と漁火、そして鳥取の夏の幸である「白イカ」を盛り込んだ飲食が楽しめる予約制の新スポットが『砂丘センター』、『砂丘会館』、『砂丘フレンド』の施設に誕生します。この新スポット誕生にあわせて、砂丘地区に昼間、観光ループバス「麒麟獅子号」を運行する鳥取市観光協会は、先の3つの新スポットへの利便性を高めるため、同バスを夜間に臨時運行し、ご予約をいただいたお客様を新スポットまで送迎いたします。従来、砂丘といいますと昼間の観光が主でした。もちろんそれは非常に魅力あるものですが、実は鳥取の夏は日本海にとって「漁火」という他にはない絶景が見られる時期でもあります。特に砂丘と漁火がもたらす景色は、この鳥取でしか見られないものです。 このように砂丘、漁火、そして漁火の源である「(白)イカ」をはじめ、夏の鳥取の幸が楽しめる特別メニュー、さらに鳥取と縁のある「キリンビール」(※)の飲み物も同時に楽しむといった、鳥取だけの味、風土、夜の砂丘を思う存分に堪能できる「新しい砂丘」を演出することを心がけました。 「砂丘美食空間(仮)」 ●期間 7月20日〜8月31日までの「金曜・土曜」。計13日間。 ●場所&日時・営業時間 @砂丘会館(7月20日、8月9日&10日、8月30日&31日) 鳥取県岩美郡福部村湯山2164 @砂丘フレンド(7月26日&27日、8月16日&17日) 鳥取県岩美郡福部村湯山 @砂丘センター(8月2日&3日、8月23日&24日) 鳥取県岩美郡福部村湯山 これら3施設が各週代わりにサービスを展開いたします。 (営業時間) 17:00〜21:30 ●料金 4500円(税込み) ● 総合問合せ先 鳥取市観光協会Tel.0857-26-0756までお問合せください。
オタク医師の独り言(14)「生き物を飼うのが嫌になった私」子供の頃はいろいろな小動物を飼っていたことがある。金魚、ミドリガメ、カブトムシ、ザリガニなど、まあ子供が手を出すものとしては月並みなところである。そしてこれまた月並みなことに、長く世話をした記憶がないところから考えると、それらはそれほど長生きできずに死んだのだと思う。きちんと記憶があるわけではないのだが、今考えると、うちの親は子供がやるべきことに手を出さない人間だったから、子供のいい加減 な世話でころりと死んでしまったのであろうことは想像するに難くない。というわけで、家の中に小動物を持ち込むことも、そしてそれをあっさりと死なせてしまうことも充分私は経験済みのはずなのだが、ところが今の私は、家の中に小動物を持ち込むことに物凄く抵抗感があるのである。 まず最初は、妻が子供達と小川のメダカらしきものを捕まえて飼い出したことから始まった。子供達が面白がってどんどん金魚用の餌を入れ込むので、メダカらしき小魚は次々に死んでいき、私はそれを見ながら暗澹たる気持ちに襲われた。次に子供達が飼い出したのがカタツムリで、これはまあまあ成長していたが、私が「そのうち逃がしておやりよ」と言っていたら、子供達は本当にある程度のところで放して、それで私はほっと した。と思っていたら、先日飼い始めたのが、レタスについていたという、ちょうどモンシロチョウの青虫みたいな色と形のイモムシであった。とにかく与えたキャベツの類をよく食べる食べる。その大食ぶりに驚いたが、それと同時に、 「うわー、また生き物を持ち込んできた〜!!」 と私は頭を抱えた。と同時に、何故自分が家の中に小動物を持ち込んで飼う事がこんなに自分にとって嫌になることなのか、その理由を考えてみた。自分だって子供の頃にはこんなことを平気でいつもやっていたはずである。なのに今はそれが凄く嫌なのだ。 もしかすると、それは自分が医者という仕事をしているせいかもしれないと私は思った。医者は、人の命を預かりそれに責任を持たないといけない。この「命を預かる責任」というのは、本当に重い。しかしいくら重いからといって投げ出すことは許されない。それを考えるとますます重くなる。そしてその重みをいつも感じながら、毎日を過ごしている。 診療所ではゆったりしているように見えても、やはり心のどこかで緊張している。それが自宅に帰ると緊張がほぐれるのだが、その緊張をほぐす場に「自分達が世話をしないと死んでしまう命」が目の前に出てくると、それが例え小さな虫であっても、その緊張感、「命を預かる責任の重さ」がまたどーんと自分に襲ってくるのである。それが自分には嫌なのだという気がする。まあ生き物を飼うのが好きな医師は少なくないので、こ れは私だけのことなのかもしれないが、しかし家にいるとやはり嫌だな、という感じが否めない。 さて、その芋虫がどうなったかというと、ある日、急に食べなくなり動かなくなった。「これは病気になったかな。かわいそうに」と私は暗澹たる気持ちにまた襲われた。食べなくなった芋虫を、子供達はすっかり忘れて世話をしなくなった。それがそのまま放置されていたのだが、ある日、うちの妻がその虫かごに茶色い小さな蛾がいることに気がついた。「何故、こんなところにガがいるのかしら」と妻は思い、よく見ると、虫か ごの中に蛹の抜け殻のようなものがあることを発見した。そう、蝶の幼虫と思っていたものは、小さな茶色い蛾の幼虫だったのである。 「綺麗な蝶が出てくると思ったのに、こんな地味な小さな蛾のために、あれだけ私はキャベツを食べさせていたの〜!」 と妻はがっくりし、私はこの虫が生きていた喜びと、その思わぬ展開に、腹を抱えて笑った。また子供達は、「わー、こんな虫が出てきた」と大喜びであった。私が「逃がしておやり」と言ったら、子供達は喜んでベランダにそれを放しに行った。 というわけで今回はHappy End(?)で終わったのだが、また妻や子供達が何か飼いだしたら嫌だな、と実は心の中で戦々恐々としている。
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