ウエッブジャーナル日本海
通巻43号[2004/1/10]
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≪今号の記事≫
スポーツコラム「Join,S」〜こんにちは八幡圭司です〜
家作りの現場から〜真・行・草〜
スポーツコラム「Join,S」〜こんにちは八幡圭司です〜
読者の皆さん、こんにちは。今回から、ここで連載を始めさせて頂くことになりました、鳥取市在住の22歳、八幡圭司です。 コラム名は「Join,S」。由来は後で述べますが、簡単に言うと、サッカーを中心にして山陰地方のスポーツの現場を、私なりの見方で掘り起こし、広く知って頂こう、というものです。掲載のペースは、月に一回くらいの、のんびりしたものになりそうですが、どうかお気軽に覗き、お付き合い下さいますよう、よろしくお願い致します。
さて、今回はガイダンスを含んで、私が一体何者なのか、ということを述べておこうと思います。 私は、島根県の斐川町の生まれで、現在22歳。鳥取市で大学生活を送っています。 スポーツのことを書くというんだから、さぞかしスポーツについて専門的な勉強をしてきたのだろう、と思われるかもしれませんが、 そういうことはあまりありません。大学での専攻はスポーツではありませんし、何かのスポーツで選手として輝かしい実績を残したわけでもありません。 言わば趣味レベルで「観る」ことを中心に独学で観察眼を養ってきたに過ぎず、 私はれっきとした「素人」であり、もちろんスポーツ批評を生業にする「プロ」というわけでもありません。ましてまだ22歳の「若造」です。 そんな私が連載を……おいおい大丈夫か、と感じられることでしょう。 ただ、今までも、文章を書くということに関してはライフワークの一つにしてきました。
私はスポーツは全般的に好きなのですが、その中でも特にサッカーには格別に深い思い入れがあります。 かつてはプレイヤーでもありましたが、そのプレイヤーとしての才能には恵まれなかったこともあり、早いうちから「見る」側として生きていくこと(大げさですが)を決意して、独学でサッカーについての知識を深めてきました。 中学の頃には、北海道が憧れの土地だったという縁があって、Jリーグ加盟を目指して北海道に設立された「コンサドーレ札幌」(現在はJ2に所属)のファンになり、以来、当地・北海道のファンの方々と喜怒哀楽をともにしてきました。 また、大学生活をスタートさせた鳥取では、地元鳥取県のクラブチーム「SC鳥取」が、アマチュア最高峰の全国リーグ・JFLに参加することになりました。 身近なサッカーの素材として、以来3年間、ここにも首を突っ込み続けてきました。Jリーグではないにしろ、山陰に全国リーグに参戦するようなチームが現れることは信じられないことであり、山陰に暮らしてきた一サッカー人には大きな喜びでもあったのです。
また、大学に入ってからは、行動範囲が広がり、いよいよサッカーの現場を多く体験出来るようになりました。 「山陰・鳥取にいるコンサドーレ札幌のファン」という希少な立場を生かして、 コンサドーレ札幌のサポーターが運営する「コンサイズム」という、インターネット上のコラムサイトのコラムニストの一人になり、およそ2年間、山陰からの視点に沿って寄稿してきました。 インターネットという双方向性を持つメディアの発達によって恩恵を受けた格好です。 SC鳥取に関しても、ネット上で詳細な試合評を書かせて頂く機会を頂き、観察と文章書きの修行をさせて頂いて来ました。 サッカーそのものから、その社会的背景までもっと勉強しなくては…その思いから、図書館に通いサッカーの本を読み漁るようになりました。 そういう生活を続けているうちに、いつの間にか、スタジアムの一観客という思いから、「フリーライターもどき」とでも言うような、極めて自己満足的な感覚ですが、 問題意識を持って自分の目で観察したこと、抱いた思いを、しがらみに捉われない立場で、自分なりの文章にして紡いでいきたいという思いを日に日に強くしていきました。
とりわけ、テレビや新聞といったマスメディアが伝えないがために、大半の人々に知られない部分がサッカーに関してだけでも相当に多いことに、何とも言えないもどかしさを感じたことも大きな要因でした。 「少しずつでもいいから、書いて伝えていけたらいいなぁ。書ける場所が欲しいなぁ…」 と、思っていたときに、この『NW:ぬぅ〜』のお話を頂いた、という次第です。
「Join,S」というテーマについてご紹介します。 「Join」という単語には、「参加する、加わる」とか「つなげる」などの意味があります。 広く地域住民が『参加』してのクラブ運営を理想とするJリーグの基本理念を象徴的に表す言葉として、Jリーグのポスターに採用されたこともある言葉です。 これは、様々なスポーツの現場に「観る」ことに加わることをスタートにして、関心を持って頂けたら、スポーツを支える何らかの行動に加わるきっかけにして頂けたら…という、私の願いを表す言葉として最適だと考えました。 「S」は、「サッカー」「スポーツ」そして「山陰」の頭文字を表します。 サッカー以外にも、たくさんのスポーツ…とりわけマスメディアでカバーし切れていないスポーツの現場を取り上げていきたいですし、 この山陰という地域の特性、スポーツ事情には自分なりにこだわっていきたいと思っています。
しかし残念ながら、サッカー以外のスポーツに関してはまだまだ勉強不足です。これから勉強しながら、しばらくはサッカーの話題を中心にして、自らの思いを紡いでいきたいと思います。 不器用ながら、日々精進し、観察眼を養っていきたいと考えています。 どうかこの発展途上の若造を温かく見守って頂き、のんびりしたペースですが、今後お付き合い下さいますようよろしくお願い致します。
八幡圭司
八幡圭司のプロフィール
1981年島根県斐川町生まれ。鳥取大学在学中。
生来の北海道好きから、コンサドーレ札幌のそして、地元であるSC鳥取のサポーターとして、サポサイト「コンサイズム」等でコラムを執筆してきた。 休日は社会教育・自由教育活動のスタッフとして子どもたちと過し、「さっぽろ」の愛称で親しまれている。 読者からは「文章が辛くて厳しいから、どんな怖い大学生かと思ったら、気のいいお兄ちゃんだった」とも・・・
家作りの現場から〜真・行・草〜
真・行・草、「しん・ぎょう・そう」って読む。茶道をかじった人にはなじみのある言葉かもしれん。 しかしそうでない人には、「真っすぐ行くと草っぱら」か?書道にも楷書(真書)、行書、草書といった 書体の呼び名がある。茶道・書道とも「道」に通じるだけに道路標識と思われても無理はないが、さにあ らず。勝手な解釈ではあるが、
真 未来的、前衛的、新しい、きらびやか
行 日常的、実務的、普通、慣れた
草 古典的、詫びた、古い 人為的でない
といったような「感覚的な差」を表現する言葉と思うとる。 茶室をつくる際にも、たかだか3帖前後の小さな部屋の天井になんと真・行・草3つの表情を創らない かんという決まりがある。畳3枚ほどの小さな空間に、飛び抜けて「ナウい」前衛的なもの、生活感があ り馴染み深い表情をしたもの、そしてもう1つ、寂びた、場合によっては古臭いと感じる表情をしたもの とが混在する姿を想像してもらいたい。ま、バラバラかの。ところが茶室建築ではこれが求められる。バ ラバラとならぬよう表現のバランスを考えることを造る者に要求するんじゃ。
しかし、この小さな空間にまで「真・行・草」を工夫させるという発想は実に「健全」でみごとな見識 や思うとる。人がモノを表現するとき、往々にして時代性や色、テイストなどを揃えがちになる。ちょっ と前なんてメタルカラーの時代とか呼ばれ、小物から車、ビルに至るまでキンキラキンのメタリック。い わば「真」だけの世界みたいなもんやった。勤めは最新式のインテリジェントビル、ふさわしいファッシ ョンと感性を裏切らない小道具で身を固め最新式の車で乗りつける。自分の感性にかなうものこそ正しい、 美しい、存続を許されるべきだ。さらには靴に泥がつくなぞおぞましい、この完璧な清潔さを壊すものは 許しがたい、汚いもの、老いたものは視界に置かれるべきではない・・・やっちまえ!と。周りを「真」だ けで固めちまうと、まぁこんなやつらも出てくるわな。
なぜ「真・行・草」を同一の空間に置く発想が「健全」な見識と思うのか、もうおわかりいただけよう。 我々が暮らしを営んでいる現実は、一挙に全てを変えようとしても叶えられん。 過去も現在も、そして未来を志向するものも同時に存在している。
人工的なものも自然の産物も、美しいと感じるものもそうで無いものも、同じ重さで、在る。 「真・行・草」を同一空間に置けということは、それらをきちんと認識して成り立たせる知恵を出せと言 うとるのじゃろう。小さな空間の「真・行・草」。これができんようで何が住宅デザインじゃ、何が都市 デザインじゃと言われとるようや。もっとも最近の茶室も形骸化が進み、単なる作法としてしか説明され とらんがの。「真・行・草」、同一空間の中できちんとバランスさせる知恵の鍛錬。今の時代にこそ必要 やないか。
(株)藤原工務店
安藤瀞和
このコラムのコンセプト
自然体の暮らしの器として住宅を見るとき、意外と不合理なことがたくさんある。 しかし建築という特殊なものだからと深く考えずに見過ごすことが多い。 そんなことを自然体建築道の修行者の視点で愚痴る。
安藤瀞和(あんどうとろわ)のプロフィール
建築素浪人。自然体建築道の奥義を極めたいと修行に励んでいる。師はいない。
その他お問い合わせは・・>
webmaster@nihonkai.net
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