ウエッブジャーナル日本海
通巻67号[2005/05/02]
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≪今号の記事≫
引越し
引越し
アメリカ人はよく引越しをする。特にロサンゼルスなどの街中では、若い人も多いせ いか、平均して2年に1度は引越しするといわれている。私もここ5年ほどはハリウッ ドで落ち着いていたが、アメリカに来て10年弱の間に全部で5回引越しをしたことを 思えば、平均するとそんなものなのだろう。日本では引越しというのはとても大変な 作業で引越し屋を雇ったりすると相当な料金もかかるけれども、アメリカにはどんな ことにも幅がある分、引越しにもピンきりなのだ。
見た目よりも実用性を重視するアメリカ人は、ピックアップの車を常用している人が 多い。これは田舎に限らず都会の人もそうだ。彼らに理由をきいてみると、いろいろ 物をを運ぶときに便利だから、ということなんだそう。まあ、確かのそうなんだけ ど、そんなにものを運ぶ機会ってあるのかな?と日本の生活から考えると不思議に思 えてならないが、確かにアメリカに暮らしていると、家具をかっても自分で組み立て なくちゃいけなかったり、ソファなどもそのまま車に積んだり、ベットのマットレス をセダンの上にくくりつけて走っている車も時々見かける。そんなアメリカだから、 ピックアップを持っている人だったら、ちょっとした引越しなら、全部自分でやって しまうようだ。
もうちょっと物が増えてくると、引越し用のトラックを貸し出してる有名なユーホー ルという会社があって良く利用される。この会社はアメリカ全土にネットワークがあ るからどの州でも簡単に数千円くらいから借りることが出来るし、例えばニューヨー クで借りてロサンゼルスまで荷物を積み込んで走ってきて、ロサンゼルスで乗り捨て る、ということも可能なのだ。私も以前カナダも程近いシアトルの町から、西海岸を ずっと南下してロサンゼルスに引っ越してきた時もこのユーホールにお世話になっ た。バンから中型、大型のトラックを揃えていて、荷物の大きさに合わせて借りられ るから、アメリカでこのユーホールを知らない人はいないくらい、生活に密着して利 用されているのだ。
そんな中で、私も一時的に長く住んだハリウッドを離れることとなり、引越し屋を探 し始めた。いままではユーホールにお世話になり、全部自分達で物を動かしていた が、昨年12月に人生で初めてのぎっくり腰になってしまったため、今回は無理をせず 引越し屋にお願いすることにした。いろんなところへ電話して、相場をしらべてみた ところ、相場は男性二人とトラック、引越し用のトローリーなど全てがセットになっ て、1時間7000円から1万円くらいで物を運んでくれるという。また、帰りのことも考 慮し、車で走った時間は倍の時間として計算されるということで、ほとんどが同じ計 算方式でサービスを行っていた。
結局電話での対応が親切だったイージームーブ(簡単に移動!)という会社にお願い することにした。
当日、予想に反して土曜の朝だというのに30分も早く彼らは到着し、機敏よく働き始 めた。二人ともラテン系の人らしく、一人は英語もろくに話せなかったが、典型的な ラテンの血なのかとても愛想がよく、ジェスチャーを交えながら会話し、てきぱきも のを運んでくれた。大して荷物なんて所持していない、と思っていたのに、箱でリビ ングルームが一杯になったのを見たときはびっくりしたが、やっぱり引越しやのプロ に頼んでよかったと思ったのだった。
結局4時間で引越しは無事終了した。久しぶりの引越しで、1週間以上たった今もまだ 横に箱が積み上げられているが、一応一時的のつもりなので、すぐに使わないものは そのまま箱に詰めておこうかな、ともおもっている。今度は右を向いても左を向いて も中華系ばかりのエリアに引っ越してきて、前のハリウッドとは大違いだけれど、こ れを機に中華料理でも覚えようかな、と思っている。中国に住んでいるのではない か、と思うほど中華の材料がここで手に入りそうだからだ。
シャンディ
シャンディのプロフィール
兵庫県姫路市生まれ。卒業と同時に子供の頃からの夢であった海外生活をスタート。
オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フィジー生活を経て、現在アメリ カ、ロサンゼルスで暮らす。
外国生活の中で日常の出来事を中心にエッセイを筆記。
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