ウエッブジャーナル日本海
通巻70号[2005/07/27]
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≪今号の記事≫
ギャンブルだけでは終わらないラスベガス
ギャンブルだけでは終わらないラスベガス
ラスベガスへは年に4-5回は行くけれど、今年もすでに3回目。今回は彼の両親が仲良 くアメリカ旅行に来ているので、ロサンゼルスで会って、その後ラスベガスで再度合 流することになった。
ラスベガスはなんといっても世界でもトップクラスのギャンブルの街。(実際モナコ へも行ったがギャンブルだけに限ると結構がっかりだった。)ホテルの中はもちろん のこと、レストラン、バー、コーヒーショップやガソリンスタンド、空港までもギャ ンブルの出来る街なのである。だから、本当にギャンブルの好きな人にはたまらない らしい。
去年私の両親が来たとき、母親はラスベガスというのは、いつも賭け事の好きな年配 のおじさん達だけが集まるところ、と思っていたらしい。でも、最近のラスベガスは ギャンブルだけでは終わらない、大人の総合遊園地そのものへと進化し続けているの だ。
私がそもそもラスベガスを好きになったのも、ギャンブルとはまったく違う理由から だ。まずラスベガスは週末に家から飛び出しプチ旅行をする場所には打ってつけの場 所だからなのだ。ロサンゼルスからだと車を走らせれば4〜5時間であっという間につ いてしまう。車を走らせている間にもいくつものアウトレットモールがあるからその 間ショッピングも同時に楽しめるというわけだ。
また、ラスベガスの街は本当にプチ旅行をエンジョイするためにあらゆるエンターテ イメントが勢ぞろいしている。まず、ホテルもニューヨークや東京では何万円もする ようなところが半分以下のお値段で泊れたりする。運良く週の半ばに訪れる機会が あったりすると本当に何分の一というくらいの値段だったりするのである。それらの ホテルにはトップクラスのレストラン、ショッピングモール、プール、サウナ、ジャ グジー、マッサージ、ジムなどあらゆるリゾートホテル並みのアメニティも揃ってい て、もちろんカジノも入っているからホテルから一歩も外にでなくても十分に楽しめ るのである。ショッピングといってもタダお店があるだけではない。そのショッピン グエリア自体が野外にいるような錯覚に陥る設定になっていて、カフェや広場がここ そこに造られている。ベネチアンホテルなどでは、このエリアになんと川が流れてい て、ベニスで有名なゴンドラに乗ることさえ出来るようになっている。
各ホテルでは競って様々な出し物を行っていて、サンバや海賊のショウ、火山の噴火 やサーカスなど無料のショーを見るだけでも十分に楽しめるところもいい。その中で も私の一押しなのはベラージオホテル前の湖で行われる噴水のショウだ。クラシック 音楽やオペラ、ポピュラーミュージック等の音楽にあわせて噴水が踊るのである。夜 になると綺麗にライトアップされ15分おきにショウが行われているが、何度見ても本 当に飽きない美しさだ。
また、最近の有料のショウも目を見張るものがある。ラスベガスは多くの有名アー ティスト達が入れ替わり立ち代りショウを行っていることでも有名で、例えば映画 「タイタニック」の主題歌で世界的スターとなったセリーヌ・ディオンなんかが彼女 用の専用ホールまで建設し3年間の限定でショウを行っていたりする。また、シルク ・ド・ソレイユというサーカス団が行っているショウは絶対に見て損はしないほど素 晴らしい。数年前に「O」(オー)という水をテーマにしたショウを見たのだが、ス テージが知らない間に水面に変わっていたり、板張りだったところからいきなり魚の ように人が飛び出してきたり、と驚かされることばかりだった。また、今回も折角彼 の両親もいることだし、何かいいショウはないかと思っていたところ、同じシルク・ ド・ソレイユで「Ka」(カ)というショウがいいらしいと友人からきき、このショウを 見に行くことにした。
「O」があまりにも素晴らしかったのでこれ以上のショウはなかなかないだろうと 思っていたが、そんなことは全然なかった。まず、ホールの中に入った途端、客席の 右にも左にも未来映画に出てきそうな排他的なつくりの通路が組み立てられている。 そのステージセッティングに気をとられながら、客席に着いて落ち着くのも束の間、 キャストの人たちがその通路からどんどんと飛び降り始めた。驚きの連続のうちにス テージが始まったが、これまた他ではみることの出来ないだろう規模のステージだと いうことは人目でわかる。一定のステージというのはなく、船だったり、一枚の壁 だったり、その壁が縦になったり、横になったり、斜めになったりする中でストー リーが進んでいくのである。そんなステージの中、また超人的な特技を持ったキャス トの人たちが素晴らしい演技を行うのである。多くの人は命綱をつけていたが、まっ たくつけないで行っていた人もいて、本当に命を張っての演技だ。
これだけのプロダクションははやり時間と労力だけでなく、特殊なセッティングが必 要だから、きっと世界のどこででも公演しているわけではないと思うと、やはりラス ベガスだからこそ見れるステージの1つではないかと思う。ちなみに日本人のキャス トもいるようだ。
こんな感じでラスベガスの楽しみ方は無限大だ。ラスベガスはお金が絡んだいやらし い街、とお思いのあなた。(私の母親も実際ずっとそう思ってました。。)来て見て びっくりすること間違いなし!です。実際、ちょっとした旅行だと広すぎて車がない と移動できないロサンゼルスに比べて、ラスベガスの方がこじんまりとしていて夜中 でも平気でストリップ通りを散策できるとあって、一度来た人はとりこになるよう。 私の妹も次回は友人とラスベガスだけに遊びにくる、といっているくらいだ。ここは 本当に大人が遊べる場所、なのである。
シャンディ
シャンディのプロフィール
兵庫県姫路市生まれ。卒業と同時に子供の頃からの夢であった海外生活をスタート。
オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フィジー生活を経て、現在アメリ カ、ロサンゼルスで暮らす。
外国生活の中で日常の出来事を中心にエッセイを筆記。
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