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インディックス中村家の会中村忠文 著書権現まつり

   ようこそアクセスして頂きました。
 私の研究、活躍の一端をご紹介します。


中村忠文 著書のご紹介

平成28年5月「因伯の歴史と城主物語」を発刊しました。 先づはご紹介致します。




因伯の歴史と城主物語 表紙写真 因伯の歴史と城主物語

近頃、本を読む人が少なくなりました。
PCの普及や、ケイタイの発達など、昔の様なメンドウな本は読めませんネェ。
そこで、表題の如く物語として鳥取県の歴史や城の事を書いています。
又、少しばかり人間の原始も書き添えています。 まァ読んで見て下さい。所謂、勉強をする様な本ではありません!
だんだん興味がわいて来ます。子供さん達でも読めますよ。
どうぞ、ゆっくりとおひまな時に読んで下さい。
面白いですから!

因伯の歴史と城主物語・目次

はじめに

 第一篇 古代(伝承時代)〜奈良時代まで
  第一章 有史以前のこと  5
  第ニ章 科学的な時代は?  7
  第三章 「古事記」のこと  8
  第四章 天照大神  9
  第五章 大国主命  14
  第六章 「古事記」「日本書紀」の(真実)のことを分析 16
  第七章 縄文時代以後  16
  第八章 城と言うものは?  18
  第九章 奈良時代が始まる  21
  第十章 平安京時代となる  26
 第二編 平安時代
  第一章 武家政治の始まり  28
  第二章 源平合戦  29
 第三篇 鎌倉時代
  第一章 源氏の政治  31
  第二章 北条氏の政治  34
 第四篇 南北朝時代
  第一章 南北朝時代(鎌倉時代の末期)となる 36
 第五編 室町時代始まる
  第一章 山名氏の動き  40
  第二章 南北朝の合体(室町時代確定する) 41
 第六篇 戦国時代(室町時代)
  第一章 戦国時代の始まり(応仁の乱) 45
  第二章 信長公の登場  49
  第三章 織田信長公大将軍となる  53
  第四章 信長公と僧侶達  56
  第五章 本能寺の変  58
 第七編 徳川家康公と秀吉公の事
  第一章 織田氏の時代  60
  第二章 秀吉公時代  65
 第八篇 羽柴秀吉公
  第一章 秀吉公の信長公家臣時代、そして中村氏との関係 69
  第二章 鳥取城攻め  71
  第三章 信長公の最後の命令となった備中高松城攻め 78
 第九編 豊臣秀吉公時代
  第一章 信長公死後の羽柴秀吉公  81
  第二章 羽柴秀吉公、豊臣と名乗る  83
  第三章 天下をとった秀吉公  85
  第四章 迫りくる「関ヶ原合戦」  92
 第十篇 関ヶ原戦から江戸時代の始まりまで
  第一章 関ヶ原合戦始まる  98
  第二章 関ヶ原戦後の封地替え  100
 第十一篇 大坂城攻めから、家康公の死まで
  第一章 大坂の陣  103
  第二章 大坂の陣後、因伯の封地替え  106
 第十二編 江戸時代から明治維新まで
  第一章 江戸時代のこと、ですが!  108
  第二章 因伯でないその他の事件は?  115
  第三章 因幡二十士事件(二十一〜二十二士とも) 117
  第四章 明治維新となる  122
  第五章 明治維新の頃  123
  第六章 明治時代が始まり、鳥取は  125
 第十三篇 因伯の城主山名氏のこと
  第一章 山名氏について知って頂きたいこと  127
  第二章 応仁の乱  129
  第三章 因幡・但馬・伯耆の山名氏の関係  130
  第四章 戦国時代、鳥取城攻めなど  131
  第五章 因幡に来た山名氏の城は  132
  第六章 伯耆の国人達  134
  第七章 伯耆山名氏が入った城  135
  第八章 大永の五月崩れ  136
  第九章 因伯の山名氏の最後  137
 第十四編 初代米子城主中村氏の事
  第一章 秀吉公と中村氏  140
  第二章 孫平次公、天王寺の僧兵の攻略  142
  第三章 いよいよ鳥取城攻め  144
  第四章 信長公の死と、秀吉公時代  145
  第五章 秀吉公死後の中村家  147
  第六章 中村氏の関ヶ原戦後  147
  第七章 米子騒動(中村氏の事)  150
  第八章 中村氏、改易さる  153
 第十五編 鳥取藩主池田氏のこと
  第一章 池田氏の出自  156
  第二章 鼻隅城攻め  159
  第三章 秀吉公時代  160
  第四章 池田氏の家系と封地  162
  第五章 池田氏の徳川氏時代  167
  第六章 江戸時代中期〜明治の鳥取藩主  170

因伯の歴史と城主物語 定価:(本体1200円+税)
  平成28年5月20日 発行
編者 中村 忠文
発行 鳥取出版企画室
鳥取県鳥取市元町125
TEL (0857)23-1648
印刷 トップ印刷株式会社

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鳥取東照宮 表紙写真 鳥取東照宮

鳥取池田家は、徳川家康の親戚です。 初代の「池田光仲」は、「徳川家康」の「曾孫(ひ孫)」です。 日本を東西に分けて戦った「関ヶ原合戦」の 東軍の大将である「徳川家康」が勝って、江戸幕府が出来、「江戸時代」となって250年も続きます。  当時の池田家の大将は、「池田輝政」で、正室が「良正院」(督姫)、徳川家康の娘です。 輝政は、関ヶ原合戦で東軍でした。戦後「姫路」に封じられ、あの「姫路城」を築いた人です。その子(良正院の子である)池田忠雄の子「光仲」つまり家康曾孫に当たります。  この「光仲」が鳥取に来られて、「日光東照宮」を分祀して頂き、「鳥取東照宮」を創建されたのです。当時は、「権現様」とか「東照権現」とかと呼ばれていました。  明治維新になって、勤皇の知事(及び副知事)級の人が派遣されて、「樗谿神社」と名前を変えられたのです。 (平成23年秋、鳥取東照宮と改名されました)  この、「鳥取東照宮」のこと、加えて「徳川家康」のこと、「鳥取の池田家」のことを、1冊の本にまとめ、皆様によく解る様な平易な文で、書いた本です。どうぞご覧になってみてください。

 

鳥取東照宮・目次

はじめに

第一章 日光東照宮と鳥取東照宮(前樗谿神社) 3
第二章 鳥取東照宮(前樗谿神社) 12
第三章 戦国時代の徳川家康公 22
第四章 池田氏について 38
第五章 鳥取城はどうして出来たか 52
第六章 豊臣秀吉公が天下統一 61
第七章 秀吉公による朝鮮出兵 71
第八章 関ヶ原合戦から江戸時代へ 73
第九章 家康公の逝去と祀所 85
第十章 鳥取城と池田家代々 87
第十一章 現在の鳥取城のこと 94
第十二章 東照宮の祭り 100
第十三章 世の変遷と神社 107
<付録>神社の動向と教派神道(「鳥取県史」より) 116

鳥取東照宮
定価:(本体1143円+税)
  平成24年4月10日 発行
編者 中村 忠文
発行 今井書店鳥取出版企画室
鳥取県鳥取市末広温泉町164
TEL (0857)23-0994 FAX (0857)22-9362
印刷 トップ印刷株式会社

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中村一氏・一忠伝 表紙写真 中村一氏・一忠伝

H18年、NHK大河ドラマ「功名が辻」が、山内一豊を主人公として放送されました。この、一豊の同僚として、「中村一氏」が出てきました。 豊臣秀吉の重臣であった「中村一氏」のこと、その嫡子である「一忠」のことを、知れるだけの史料に基づいて(と中村氏は言っている)、しかも全て紹介されている(と思われる)ことです。 どの本もですが、本文は大変読み易く、しかも、 中村一氏、一忠の事がよく解る、「伝記」であります。 併せて、貴重なことは、資料編として、全史料が掲載されている事です。

 

中村一氏・一忠伝・目次

はじめに

一、 中村孫平次(一氏)の根来・雑賀攻め、また中国攻め 5
二、 中村孫平次一氏、鳥取城攻めに加わる 19
三、 中国攻め第三陣、備中高松城攻め 29
四、 中村孫平次(一氏)という人 33
五、 中村一氏、一政(孫平次)の出自 41
六、 本能寺の変、そして山崎合戦、清洲会議 47
七、 岸和田城主となった中村一氏 59
八、 一氏、近江水口に封じられる 71
九、 小田原城攻め 85
十、 駿河14万5千石に封ぜられた中村一氏 93
十一、 関ヶ原合戦と一氏の逝去 103
十二、 米子は中村一忠が開いた 117
十三、 中村一学一忠、横田内膳を誅する 127
十四、 松平伯耆守忠一の急逝 133
十五、 一氏の正室及び弟妹たち 145
十六、 中村一忠の兄弟及び子供たち(子孫) 159
十七、 中村一氏・一忠夫人 173

中村一氏・一忠伝
 
定価:(本体2857円+税)
  2007年11月20日 発行
編者 中村 忠文
制作  中村家の会
発行 今井書店鳥取出版企画室
鳥取県鳥取市末広温泉町164
TEL (0857)23-0994 FAX (0857)22-9362
印刷 今井印刷株式会社

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因伯の戦国時代と大名 表紙写真 因伯の戦国時代と大名 

 鳥取県(因幡、伯耆)の戦国時代を、いろいろな資料を研究して、大体確信のもてる歴史を著すことが出来ました。以前にも大名を主体に著した本,2冊がありますが、(この項にも紹介しています)。この度は、戦国時代の、あの複雑な変遷を主体に書きました。
  文学者であり著書の研究も手がけていられる、「今井書店」の竹内様の編集もいただき、大体完璧なものに仕上がったと思っています。

〜まえがき(はじめに)〜

  鳥取県(因幡、伯耆)の戦国大名等の趨勢を辿るにあたっては、中国地方はもちろん、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を語らなければならない。なかでも毛利氏と尼子氏を知らなければ話しにならない。
  戦国時代以前から山名氏が因伯に君臨するのは、足利室町政権によるもので、丹波、但馬をはじめ、因幡、伯耆の守護職であったが、応仁の乱(一四六七〜一四七七)以後の戦国時代においては幾多の変遷がある。
  ご存知のとおり、羽柴(豊臣)秀吉(織田信長政権)による兵糧攻めによって鳥取城は落城するのであるが、その時の大将(鳥取城番)吉川経家が毛利氏の一族であることを知れば、毛利氏を語らずして鳥取を知ることはできないのである。毛利氏があのように中国地方全土を支配するようになるには、数多くの戦があってのことである。毛利氏が戦った相手は、出雲、石見(島根県)の尼子氏、周防、長門(山口県)の大内氏等であるから、これらの守護大名の存在も知っておく必要がある。
  さらには、織田信長政権(羽柴秀吉)の中国攻略や関ケ原合戦という大変化があって、勢力図は大きく塗り変えられ、徳川家康が全国を統一し江戸幕府を開くと、因幡や伯耆に封じられた大名も大きく変っていった。
  まず伯耆に中村氏十八万石、因幡鳥取に池田長吉六万石が封じられ、そして幾度かの変遷を経て因幡と伯耆を統合した三十二万石の池田氏へと移っていくのである。
  そこで、因伯の守護であった山名氏を知っていただくとともに、毛利氏、尼子氏、そして江戸時代の因伯大名へとつながる経緯を語りたいと思い、本書をしたためた次第である。
  なお、編者の竹内道夫さんは文芸史家として知られ、出版のベテランでもある。その彼が私がかつて出版した『因伯大名の戦国時代』(正・続)をもとに、要約して編集されたものであることをお断りしておきたい。

中村 忠文

因伯の戦国時代と大名・目次

はじめに

一、 因伯と山名氏 7
二、 中国地方を支配した毛利氏 17
三、 山陰を制覇した尼子氏 41
四、 最後の中世権力、織田信長 79
五、 豊臣秀吉、天下統一 121
六、 徳川家康の出現 145
七、 因伯大名の動向 171

因伯の戦国時代と大名
 
定価:1,300円 (税込)
  2005年10月15日 発行
著者 中村 忠文
編者 竹内 道夫
発行 今井書店鳥取出版企画室
鳥取県鳥取市末広温泉町164
TEL (0857)23-0994 FAX (0857)22-9362
印刷 今井印刷株式会社

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巷説 因幡二十士事件 表紙写真 巷説 因幡二十士事件 

テロ、鳥取藩邸を襲撃!
幕末の鳥取班を揺るがした、二十士事件の流れを追いながら、明治維新に至るまでの激動の世相を、いま明らかにする…。
「ワイドショー的な楽しさで読ませてくれる」(毎日新聞)と好評を得た『鳥取藩の事件帖』の姉妹編!

〜まえがき〜
 先年、世に問いました『鳥取藩の事件帖』は、全国版の新聞にも広く紹介されるなど、好評で少なからず反響を呼びました。
 しかしこの時、因幡二十士事件には触れませんでした。それは、この事件があまりにも大きく、そして当時の世相を色濃く反映したものであり、これだけでも一冊の本に相当する大事件だったからにほかなりません。
 そのため、この事件を改めて採り上げて、私なりに執筆したところ、花井満社長のご好意で富士書店から発刊の運びとなりました。私自身、長い間の懸案であっただけに、ようやく肩の荷がおりたような気持ちです。
 明治維新は、まさに革命といえると思います。二百六十年余も続いた幕藩体制・・・。ひとつの政治も長く続きますと、いろいろなひずみや弊害が出てくるものです。古くは武家政治の台頭、そして戦国時代など、日本も旧体制を必然的に変えなければならない世情を、数多く経験しています。
 明治維新も、まさにその通りではないでしょうか。そんななかにあって、鳥取藩は進取の気性にとんでおり、革命の一翼を担った藩であったといえます。
 このたびは、そうした世の中の必然性、動向などを考察しながら、鳥取藩の人々がどのように考え、行動したのか、またその結末はどうであったかなどを中心に、この二十士事件の
流れを綴ってみました。なお、「維新(1)・・・・・・・」とした見出しの部分をたどって読んでいただければ、明治維新までの歩みがよりわかりやすいと思います。
 なにかの折にでもお読みいただき、皆様のご批評でもたまわれば有難く思います。

平成十三年十一月  中村 忠文

巷説 因幡二十士事件・目次

まえがき
第一章 ペリー来航 7
第二章 鎖国終了と安政の大獄 27
第三章 尊王(王)攘夷 49
第四章 新撰組と天誅組 73
第五章 本圀寺事件 97
第六章 討幕派と佐幕派の葛藤 117
第七章 諸外国長州を討つ 141
第八章 長州の反撃と二十士
第九章 二十士手結の浦へ 181
第十章 手結の浦仇討ち事件 195
第十一章 明治維新 215
主要参考文献

巷説 因幡二十士事件
 
定価:本体1,429円 ※消費税が別に加算されます。
平成13年12月25日 発行
著者 中村 忠文
発行者 花井 満
発行 株式会社冨士書店
郵便番号 680-0833 鳥取県鳥取市末広温泉町164 (0857)23-7271
印刷 今井印刷株式会社 製本 日宝綜合製本株式会社
<本書の無断転載と禁ず>

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因伯大名の戦国時代(池田編中村編) 表紙写真 因伯大名の戦国時代(池田編中村編) 

鳥取県の大名。池田家、中村家の先祖の生きざま!!
この一冊で戦国時代がわかる。それがどうして鳥取藩主、米子藩主につながるか..... 県民必読の書。

長久手合戦図屏風(長久手町教育委員会蔵) 
長久手合戦は日本合戦史上でも、大合戦にランクされる。この戦で池田信輝は戦死した。 日本の合戦図は、多分に縮図的、象徴的で、勿論合戦全体の幾千とい う人達など画き得ないが、全体像を表現している。 西洋の戦争画は、ポイントとなる人物や場面をクローズアップすることによって、全体の状景を書き出そうとしている。  この辺に日本人と、西洋人のセンスの違いがあると思われる。 この絵は加藤厚により近年画きなおされたものであるが、昔の型式をそのまま受け継いでいる。
日展画家 光風会会員 安東尚文 

〜序にかえて〜
 鳥取県立博物館で、山陰の大名展が開催された。以前から特に米子城主中村伯耆守に関心をもっていたので、先年「米子城主松平伯耆守と式部少輔」なる本を世に問うた。  中村伯耆守(松平伯耆守)を研究すると、鳥取池田家と深い関係にある事が判った。そこで、是非これを紹介せねばならぬと考え、筆をとったのがこの書である。 なお江戸時代に入って、鳥取藩が安定してからは、私が尊敬もし御指 導も戴いている、河手龍海先生がくわしく研究して発表して居られる。私はむしろ激動の戦国時代に興味をもっており、研究もして居るので、この時代のことについて紹介したのである。そして是非皆さんに中村伯 耆守一忠という人を認識してほしいのである。鳥取県に関ヶ原戦後第一番に封じられた大大名である。そして不遇の人である。時代に翻弄された人でもある。池田光仲とは大変な違いである。  こうした人達の事を、知ってほしいのである。またそこに到るまでの父、祖父等、先祖の人達の動向が、どうして因伯の大名達に繋がって行くのか、という事等。なかなかに面白い面もあるのである。  今回は、池田氏と中村氏について書いたが、追い追いその他の大小名達のことも書きたいと思っている。併せて御一読戴ければ幸とする処である。著者 中村忠文

〜目次〜
一、信長の抬頭.....11 
  池田勝三郎桶狭間で大活躍。
二、池田家のこと.....26 
  池田家のルーツは尾張池田恒利を祖とする。又織田信長と深い繋がり がある。
三、信長の上洛.....39 
  池田勝三郎の最初の殊勲。美濃攻め、伊勢攻めで大手柄。
四、姉川の合戦.....53 
  池田信輝姉川の合戦で大活躍。
五、鼻隈城攻略.....70 
  摂州鼻隈城の攻略は池田一家の独壇場。
六、中村家のこと.....77 
  中村家のルーツは近江甲賀中村一政を祖とする。豊臣秀吉譜代の臣。
七、三木城攻略.....89 
  中村一氏三木城攻略で大活躍。
八、鳥取城兵糧攻め.....97 
  中村一氏江崎辺に陣を張る。
九、本能寺の変と山崎合戦.....108  
  池田信輝と中村一氏は期せずして左右から明智軍を攻める。
十、賤ケ岳の合戦.....120 
  中村一氏は緒戦の伊勢攻めに参戦。池田信輝は心中苦労する。
十一、岸和田合戦.....134  
  中村一氏は紀州の一揆を岸和田で喰い止める。
十二、小牧長久手の戦い.....140 
  池田信輝は長久手の戦で遂に戦死。
十三、北条攻め.....156 
  中村一氏の箱根山中城の攻略は独壇場で一気に陥落させる。
十四、朝鮮出兵と秀吉の死.....170 
  池田家も中村家も朝鮮には出兵せず、国内で重要任務に着いている。
十五、せまり来る関ヶ原.....179 
  中老中村一氏の心労。池田輝政の苦労。中村一氏の死と、激動の世の中。
十六、関ヶ原合戦.....194 
  中村一忠緒戦で勲功。池田家と中村家は垂井に布陣。
十七、米子騒動.....212 
  中村一忠は主権を取り戻す為、荒療治を行う。
十八、大坂へ出陣と池田氏.....226 
  池田一家は挙げて大坂へ出陣。
十九、大坂冬の陣・夏の陣と池田氏.....234 
  池田利隆の戦功。旧中村家臣矢野和泉守の大奮戦。
二十、鳥取藩の組織.....246 
  鳥取池田藩の組織と、証人上の矢野兵庫正綱。
参考文献.....253

「因伯大名の戦国時代 池田編中村編」
著者 中村忠文
鳥取市上町九〇
印刷月日 六月三十日
発行日 七月五日
印刷所 米子今井書店印刷工場 製本所 日宝綜合製本(株)
<本書の無断転載と禁ず>

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続・因伯大名の戦国時代 表紙写真 続・因伯大名の戦国時代 

戦国時代から、現代が見えてくる...。尼子・毛利に翻弄され、更には中央勢力に屈しなければならなかった因伯の大名達の行動や内面を探り、エピソードを交えながら、戦乱に明け 暮れた戦国時代を活写する。その苛酷ともいえる運命に、現在の企業戦士をかいま見る。富士書店 定価1,500円(本体定価1,456円)

〜序にかえて〜
 さきに発刊した「因伯大名の戦国時代(池田編、中村編)」からはや四年、続編を書こうと思いながら、雜事にまぎれて長くなってしまいました。 それでも一冊の本を書こうと思えば、まんざら当て推量ではいけません。今回のものでも取材に二年ばかりを要しています。何分、本職の傍 らでやること、写真一つ撮りに行くのにも休みを利用しなければなりません。 というような訳で、続編を出すお約束をしておきながら、のびのびになったことをお詫びする次第でります。  こうして続編を書いてみると、何と因伯の戦国時代の戦乱に明け暮れ、そして江戸時代になってからも、着封大名の変遷の著しいこと、田舎の辺地と言っておれないところであります。  少々脱線した文も交えておりますが、面白く読んで戴きたい為であります。 因伯(鳥取県)は、中国地方の片隅であることが、戦国時代の勢力分野からみても戦乱の起こり方からみても、はっきり言えます。  山名氏が権勢を張っていた頃は古く、中世も末期、つまり戦国時代には尼子氏と毛利氏に振り回されております。 そして毛利の勢力で、やっと安定するかに見えた当地方も、新しい中 央勢力に屈してしまいます。 情けないことですが、田舎といった感じは、ぬぐいさることが出来ません。 御愛読下されば、戦乱の続く戦国時代に、因伯の人達がどんなにみじ めであったかもお判り戴けると思います。 いつものことながら「目次」に目を通して戴くだけで、あらすじがつかめるように努めておきました。興味のあるところだけお読み戴くのも 一法かと思います。中村忠文

続・因伯大名の戦国時代  目次

目次
発刊にあたって
 河手龍海序にかえて  中村忠文

一、厳島合戦.....9 
  陶の滅亡と毛利元就の抬頭。
二、毛利氏について.....21 
  毛利、吉川、小早川、そして安芸武田銀山城攻め。
三、郡山合戦.....30 
  向こう意気の強い尼子も、毛利本拠吉田郡山城を攻めあぐねる。また 大内について少々知っておきましょう。
四、第一次富田合戦.....41 
  大内の大軍の前に富田城は、風前の灯と思ったが、尼子は強かった。
五、陶の反乱.....50  
  大内は内乱で滅び、陶が抬頭し、山陽の勢力地図は変わる。
六、尼子波瀾の代々.....60 
  出雲尼子王国の確立から、滅亡までの代々。
七、尼子の因伯進出.....73  
  「大永の五月崩れ」とその回復戦、橋津川合戦など。
八、戦後初期の因伯と山名氏.....86 
  山名の抬頭から、武田との対立。
九、第二次富田合戦.....104  
  毛利のハプニングは、尼子に不利をもたらした富田合戦である。鹿之介の一騎打ちもあったが、ついに開城となる。
十、尼子の出雲反撃.....123 
  勝久をおして立てた尼子の残党は、出雲に反撃したが、その運命は如 何に。
十一、山中鹿之介因幡に現る.....134 
  対立中の山名と武田に、鹿之介が大影響を与える。
十二、再び現れた鹿之介主従.....146 
  出雲反撃の足がかりにと、因幡へ入って来た尼子の残党であった、亀 井新十郎も中にいて活躍するのだが、またもや毛利に追われる運命が待っていた。
十三、尼子の最後.....166 
  信長と毛利の対立に巻き込まれた尼子の残党、上月城での運命や如何 に。
十四、渇殺、鳥取城攻め.....178 
  二度にわたる鳥取城攻め、本番の兵糧攻めは、史上最大のものであった。
十五、鳥取城攻めにまつわるエピソード.....199  
  その一、秀吉一生の不覚、防尾城攻め。 
  その二、大包囲網をくぐり抜けた話。 
  その三、丸山の狼狩りの話。 
  その四、陥落後どうなったか。
十六、秀吉ついに天下を取る.....211  
  明智光秀の信長弑逆は、世の流れを大きく変え、秀吉の天下取り合戦は続いて、海外出兵までやったが、ついに歿した。
十七、秀吉時代の伯耆の大名.....223  
  吉川氏、南条氏、それに羽衣石伝説の紹介。
十八、天下統一時代の因幡の大名.....236 
  宮部氏、垣屋氏、木下氏(付)、磯辺氏、そして鹿野城主亀井氏のこと など。
十九、関ヶ原合戦と因伯大名の変遷.....254 
  池田(長吉)氏、山崎氏、中村氏、亀井氏、そして中村氏の改易による伯耆の変遷は如何に。
二十、徳川政権下の因伯のその後.....266  
  伯耆は細分されて、加藤氏、市橋氏、関氏、そして里見氏、ああ大名というものは哀しいもの。参考文献.....279

続・因伯大名の戦国時代 
定価1,500円(本体価格1,456円)
1992年4月15日 印刷
1992年4月20日 発行
著者 中村忠文
発行所 株式会社 富士書店 鳥取市末広温泉町164  (0857)23-7271
印刷所 今井書店印刷工場 製本所 日宝綜合製本株式会社

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因伯戦国時代の女性たち 表紙写真因伯戦国時代の女性たち 

戦国時代を駆けぬけた女性たちが鮮やかによみがえる.....
戦国時代の大名や武将の陰には、同じく過酷な運命をくぐりぬけてきたさまざまな女性がいた。戦乱のうねりに呑みこまれながら、はかなく、そしてしたたかに生きた 女性たちを、独自の筆致で描きながら新たな歴史の一幕を繙く.....

〜はじめに〜
 因伯の戦国時代を研究していたころ、さまざまな女性が登場してくることに気づくようになった。  もちろん、大名や武将が、私にとって大きな研究テーマであることに変わりはないのだが、女性の場合、その生き方が多様で大変面白く、興味をそそられることも少なくはなかった。そこで是非これを書いてみた いを思ったのである。 本書は、いわゆる“物語”風にしている。従ってフィクションの部分もあることを、まずお断りしておきたい。それでは小説ではないか!と言われれば反論する余地はないが、なるべく事実を曲げないように務め たつもりである。とくに文献上あきらかなことについては、そのとおりに書いている。ただ、面白く読んでいただくために、少しではあるが寄り道をしながら、事実を繋ぎ合わせていったものもある。  いずれにせよ、この物語を読んでいただいているうちに、いつしか歴史の展開のあらましといったものを、知っていただければ幸いであると思っている。 なお、本文の一部については、雑誌「大因伯」に発表したものである ことをお断りしておく。中村忠文

〜目次〜
はじめに
羽衣石城の女
一 羽衣石城の女 3

米子城にまつわる女性たち
一 堤城 17 
二 誅殺 26 
三 米子騒動 35  
四 八橋勢 44 
五 お国御前 54 
六 京の側室 63 
七 祝言 75 
八 殺し屋 86 
九 赤ん坊 96 
十 内々の旅 108 
十一 忠一の死 117  
十二 断絶 129 
十三 事後 135

鹿野城にまつわる夏泊の女 
一 八幡浦 149 
二 朝鮮出兵 157 
三 海女 165 
四 夏泊 176

天神山城にまつわる座頭と色女 
一 人質 183 
二 鹿野城 192

不動ヶ岳の女 
一 けなげな女 205 
二 夜討ち 214

参考文献:因伯戦国時代の女性たち 定価1,500円(本体価格1,456円)
1993年11月20日 印刷
1993年11月25日 発行
著者 中村忠文
発行所 株式会社 富士書店〒680 鳥取市末広温泉町164 (0857)23-7271
印刷所 今井書店印刷工場 製本所 日宝綜合製本株式会社

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鳥取藩の事件帖 表紙写真鳥取藩の事件帖  

江戸時代の大事件の真相を探る.....
265年にわたって続いた江戸時代.....。 仇討ち、ニセ札事件、百姓一揆など、鳥取藩でもさまざまな事件が起こっている。これらの事件を、資料に基づきながら、やさしく、おもしろく解き明かす。
富士書店 定価1,500円(税込)

〜目次〜
荒木又右衛門と渡辺数馬の仇討ち.....1 

一、発端
二、因果はめぐる 
三、ペテン師旗本のやり口 
四、ちょっと一服気を休めて 
五、事件は尾を引く  
六、いよいよ仇討ち 
七、又五郎が来る 
八、事件

鳥取藩ニセ札事件.....83 
一、ニセ札犯捕物帳 
二、幕府とのやりとり

平井権八人斬り事件.....103  
一、殺人 
二、心ときめく話 
三、江戸にて二人は

因伯百姓大一揆.....121 

一、下地 
二、一揆起こる 
三、破壊行 
四、二派で 
五、考えさせられる後始末

米子城大騒動.....173 
一、婚約 
二、実行から内乱 
三、戦闘 
四、後がこわい
あとがき

〜あとがき〜
 主に戦国時代を研究してきた私にとって、江戸藩政時代は、ほとんど 手をつけていない分野でありました。 鳥取池田藩の権威であり、日頃なにかとご指導をいただいていた河手龍海先生が、かつて「先生(私のこと)は、先祖である中村家のことを中心に、戦国時代のこ とを熱心に調べておられますなあ。私は主に江戸時代のことをやっとりますわいな。だから、お互いあまり競争するところはありませんがな」 と言われたことがあります。  実は私自身、藩政時代のことにも多少興味はありましたが、恩師とも仰ぐ河手先生との間でこんないきさつがあったものですから、進んで取り組もうとは思っていませんでした。しかし、「鳥取藩史」を読んでい るとさまざまな事件に遭遇し、いつしか「是非紹介したい」と思うようになりました。 その後、河手先生は鳥取を去られ、研究の第一人者である福井淳人さんも病気とかで筆を絶っておられる.....。そんなことを思っていた矢 先、富士書店の竹内道夫さんから「荒木又右衛門のことでも書きなんせいな」という話がありました。渡りに舟とはこのことかと、ようやく執筆に至った次第です。 できるだけおもしろくしようと少々脱線したり、想像の部分も含まれ ています。しかし、ひとつの資料として残したいという思いがあって、できるだけ事実を曲げないようにしたつもりです。 読書離れが叫ばれて久しくなりますが、なにかのついでに気軽に目を 通してくだされば幸いです。

平成九年一月中村忠文

鳥取藩の事件帖 定価1,500円(税込)
平成9年2月1日発行
著者 中村忠文
発行所 株式会社 富士書店  鳥取市末広温泉町164 (0857)23-7271
印刷所 今井書店印刷工場 製本所 日宝綜合製本株式会社

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